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モビルスーツのような造形のミニバンについて

 開発から品質管理の仕事に異動して8年、すっかり、デザインと縁のない生活になってしまった。
 まあ、元々開発に携わっている人間としては、「デザインについて、強いこだわりがある」とは言えない感じだったかもしれない。

 私は、車が好きで、デザイン学校を卒業するころは、「車のデザイナーになりたい」と思っていたのだが、車のデザインも、その頃、35年前!に比べると、ずいぶん変わったと感じる。
 板金、成型品、塗装などの技術が向上することにより、造形的な自由度が広がって、美しさを追求しやすくなる一方で、時代的な制約により、軽量化、空力、低コストを追求しながら、競合他社とのしのぎを削るようなシェア争いに勝たなければならないという制約が、デザインを歪めている感じがする。

 また、自分が昔デザイナーの端くれだった人になってしまった…と感じるのは、車のデザインが、様々な文化的背景を踏まえたうえで発想された、というよりも、特定のサブカルチャーの影響を強く受けているものが増えているような気がする時だ。まるで、モビルスーツのような造形のミニバンを視る度に、これは、カルチャーとして進化なのか、退化なのか、それとも揺らぎなのかと考えてしまうのだが、そんなことを考えることは無駄なことなのだろう。

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by kakapo1233 | 2016-07-02 08:36 | 061.デザイン

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